忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

現在、新しいコメントを受け付けない設定になっています。

向に出だしの

今日もその店内には大学生風女子のふたりが左奥のテーブル席でまったりと語り合っているのみで、わたしは彼女らを横目でチラリと見ながら、あ~あ、わたしにもあんな初々しい頃があったんだよなあ~、なんて思いつつ、いつもの定番スペースに(ヨガのスッカアーサナのポーズで)どっしりと中性的ムード全開で腰を下ろす。
でもって、まあ、今日は寒いからホットにするか?

とホットのカフェラテを、いかにもカフェ店員を絵に描いたような女子に注文し、手提げの中よりMacBookを取り出すと、すぐさまテーブルの上でPCを立ち上げると???。

ええと、ああ、これこれ???、とそのまだタイトルさえ決まっていない2作目の小説の仮タイトルX2」ワードファイルを開く。

処女作の砂漠のイヴ」は、正直自分をモデルにしたほぼ実話に基づいた私小説で、傍から見ればそれなりに激動っぽい人生を歩んで来た自分の人生をそこそこ忠実になぞって行くだけでもそれなりにまあ、おもしろいストーリー展開に仕上げることが出来た。
後はそこに気の効いたひねりのある心情描写なんかを足し込んで行くだけだった???、とも言える。
そしてわたしは、とりあえずその作品に出来る限りの自分の内面?思考?思い入れ、なんてものを出し切ったわけで蘇家興

そこで2作目では心機一転、全くのフィクションに挑戦、なんて感じでキャラクターからすべてオリジナルなものを創作!と意気込んだわけなのだが、まあいわゆる大方の予想どおりと言いましょうか?そう簡単に斬新なアイデアなんてものは浮かんでくるはずもなく、2作目にして早くも挫折???、なんて状況継続からの現在に至る、ってなわけである。
そう言えばもう、今日もさっきからこのテーブルに座って以来早くも30分以上は経過していたはずなのだが、まったくもって一向に出だしのワンフレーズすら書き出せていない。

やっぱ日が悪いのかな?

なんてこれもみんな元はと言えばあのコウのせいだろ網上市場推廣

なんて自分にまたいいわけをしながらも、ふと右斜め前のテーブルに視線を移すと、あれ?とその目線の先にいるその人物に焦点が集中する。
と、そこにはなんと例のこの店をわたしに紹介してくれたあの友人、ヒカルさんがちょっと無表情っぽいいつもの不思議系の笑顔でふわふわとこちらに手を振っていた。
わたしは思わず、
う、嘘でしょ?
って、ぐうぜ~ん三元顧問蘇家興


そっち行ってもいい?」
と言いながらヒカルさんがそこでうなずくと同時に目の前の画面のファイルを速攻で閉じ、MacBookをサクッと終了すると、コーヒーカップを片手に腰を上げ、素早い動作で彼女のテーブルへと席を移動した。ちょうどヒカルさんに相談の電話でもしようかな?なんて思ってたところだったんだ」
PR

コメント

現在、新しいコメントを受け付けない設定になっています。

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

P R