まあアイツ・・・料理の腕だけはね」
そう言ってカミカワさんは照れたように目を伏せつつ、すぐに、
オマエ・・・、あの娘、姪ってのは嘘だろ?」
と言って意地悪そうな目付きでこのわたしを見た。
ええ?」
とわかりやすい反応のわたしに、彼もその関係についてそれ以上突っ込んでくるつもりもなかったようで、
でもさあ、俺あの娘、どっかで見たことあるような気がしてな?
雑誌のモデルかなんかか?」
とわたしに訊いてくる。
えっ?
い、いや、普通の娘ですよ」
普通って、オマエ、どう見たって素人じゃないだろ?
い、いや、それは変な意味じゃなくてな。
つまりキレイだって言う・・・」
ええ、わかってますよ。
すいません、嘘言ったりして」
何言ってんだよ。
単純に羨ましいだけだよ」
そうカミカワさん
Yumei好用は言いながら嫌みのない笑顔でわたしを見た。
ところでどうなんだよオマエ、仕事の方は?」
カミカワさん・・・、誘われてすぐにここに来れるくらいなんだから、わかるでしょ?
わざわざ訊かなくたって」
と言うわたしのリアクションに、
やっぱ大変なのか?業界の方」
まあ、どこもよくないとは思いますけど、とりあえず俺とナカバヤシのところは去年の後半あたりから玉砕続きでしてね。
はっきり言って今年の展望はほぼゼロっすよ。
俺もそろそろ真剣に身の振りを考えないとって・・・思ってるところです。
ああでも、カミカワさんはさすがですよね。
こんなに立派なペンション建てちゃって。
先見の明があるって言うか」
なんて軽く持ち上げるようにそ
Amway呃人う言ったわたしに、
オマエなあ・・・、悪いことは言わない。
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